生命保険の基礎知識(1)
保険料の仕組み
生命保険の保険料はどのような仕組みで算出されるのでしょうか。保険料は、大数(たいすう)の法則と収支相等の原則に基づき、「予定死亡率」「予定利率」「予定事業費」により、算出されます。
大数の法則 :
偶発的なものも大数で見ると、一定の法則に近づいていきます。例えば、サイコロを振りつづけると、回数が増えていくにしたがって6分の1に近づいていきます。生命保険でも、ある年齢の生存率も人数が多いほど平均に近づいていきます。
収支相等の原則 :
生命保険は加入者の相互扶助で成り立っています。収支は加入者全体で考慮されます。したがって、収入と支出が等しくなるように計算されます。
予定死亡率 :
過去の統計に基づいた年齢、性別ごとの生存者に対する1年間の死亡者数の割合のことです。ちなみに、同年齢の場合、男性の方が死亡率が高いため、一般的に、死亡保険では同年齢では男性の方が保険料が高くなります。
予定利率 :
加入者が支払う保険料は、将来の保険金の支払いのために運用しています。そのため、運用益をあらかじめ予測し、その分を割り引いて保険料を算出しています。このとき、用いられる予測の数値(割引率)を予定利率といいます。予定率が高いほど、保険料は安くなります。実際の運用が予定利率を下回ると、保険会社が負担します。この負担を「逆ざや」といい保険会社の経営を圧迫している、いわゆる「逆ざやの問題」がおきています。
予定事業費率 :
保険会社が事業を運営するために人件費などのさまざまな経費が必要となります。保険会社は、この経費を見込んで保険料を算出します。各保険会社の保険料の価格差の多くは、この予定事業費率の差によるものとなります。
2006年06月23日 13:12